降圧剤ノルバスクの効能・副作用
ノルバスクは、世界で最も売り上げのある
高血圧治療薬とされています。
血管の収縮を抑えて血管を広げ、
血液が流れる際の抵抗を低くすることで
血圧を低下させるのです。
作用の現れ方はゆっくりで、体内に
非常に長い間とどまる性質があるため、
長い作用時間と強い薬理作用を持つという特徴があります。
ノルバスクが長時間作用を示すのは、肝臓での変化を
比較的受けにくいという点、また
血液から全身の組織の中に速やかに分布し、
組織の中にとどまって離れにくいという性質がある点を
持ち合わせているためです。
また、ノルバスクは作用の面においても
体内に留まりやすい性質を持っています。
血管の筋肉細胞にカルシウムチャネル
(カルシウムを通すための細胞にあいた穴)というタンパク質あります。
何らかの刺激でカルシウムチャネルが開くと、カルシウムが
細胞の外から中に流れこみ、これを合図に筋肉細胞が収縮します。
ノルバスクは、このカルシウムチャネルに結合し、
カルシウムがカルシウムチャネルを通るのを邪魔します。
一度カルシウムチャネルに結合すると、なかなか離れない性質を持っているのです。
そのため、ノルバスクは1日1回の服用で、
1日中、十分な血圧の効果作用を示します。
面倒な薬の服用を少なくできるのでとても便利な薬といえます。
副作用としては、顔のほてり、頭重、めまい、ふらつき、
吐き気、発疹などが起こることがあります。
また、時に造血障害、肝機能障害、重い不整脈のような症状が
起こることがあるので、注意が必要です。
自覚症状に乏しいので折々の検査が望まれます。
注意点としては、ノルバスクは、1日1回の服用で済みますが、
量や飲み方は症状や他の降圧剤の併用により変わるので、
医師の指導を守りましょう。
また、降圧作用に基づく、めまい、立ちくらみなどが起こることがあるので、
高所作業や車の運転は避けましょう。